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スロッシング|Abaqus チュートリアル
スロッシングとは液体の入った容器において、外部からの加振力によって内部の液体が揺動す
ることです。主に巨大な石油タンクなどで問題になる事例が多いですが、機械装置においては燃
料やオイルのタンクなどでしばしば問題になります。
スロシングに関して解析する方法にはいくつかありますが、今回はオイラー要素を用いる方法
を紹介したいと思います。
<目次>
概要
流体領域の作成
初期の流体領域の作成
タンクの作成
材料定義
要素特性の定義と割り当て
法線方向の割り当て
モデルのアセンブリ
集合の作成
解析ステップの定義
接触条件の定義 スロッシング解析
荷重条件の定義
境界条件の定義
モデルのメッシュ分割
初期の流体領域定義
解析ジョブの作成と投入
解析結果の表示
概要
流体の問題であれば流体解析の範疇ですが、ここでは流体の動きにより構造側が受ける影響を
評価するために、流体と構造を連成させた解析を実施します。Abaqus ではオイラー要素を用いる
ことで流体の挙動を簡易的に表現することができます。
解析条件
モデルの外観は以下です。
流体領域の作成
パートの作成
モデルツリーのパート上で右クリックして現れるメニューにおいて作成をピックします。ちな
みにパートをダブルクリックすることでも同じ操作をすることができます。
以下のパートの作成ダイアログにより、どのような形状作成するのかを定義します。ここでは
3D モデルでオイラー要素用の形状を作成しますので、名前:fluid_area、モデリング空間:3 次
元、タイプ:Euler、ベースフィーチャ:押し出しソリッド、近似サイズ:200 を入力します。
設定が終わりましたら、続けるのボタンをクリックします。これによりビューポートはグリッ
ドが表示されたスケッチ画面に切り替わります。
流体領域のスケッチ
まずは基準となるコンストラクションを作成します。コンストラクションとはスケッチを作成
するのに必要な基準線のようなものです。コンストラクションの作成:2 ポイントを通る斜線
をクリックします。スケッチ画面で中心線(垂直・水平)を示す点線上の 2 点を水平線、垂直
線の両方で適当にクリックし、下図のような黄色の点線を作成してください。
コンストラクションを固定するため、拘束の追加 をクリックします。続く拘束ダイアログ
において、固定を選択します。
スケッチ画面上で先ほど作成したコンストラクションを 2 本選択します。コンストラクション
が緑色に変わり、拘束のアイコンが表示されます。ESC キーで作業を完了し、拘束ダイアログは
×で閉じます。
寸法定義が終わりましたら、Esc で寸法定義の状態から抜けてプロンプトエリアの完了ボタン
をクリックします。そうしますと、プレートの厚みを入力する"ベースの押し出しの編集"ダイア
ログが現れますので、奥行きに.15 と入力し、OK ボタンをクリックします。
下図のように 3D モデルができました。
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初期の流体領域の作成
パートの作成
モデルツリーのパート上で右クリックして現れるメニューにおいて作成をピックします。
初期の流体の領域を表す 3D モデルは参照だけに使うのでメッシュは作成しません。形だけあ
ればいいので設定はあまり意味をなさないのですが、とりあえず次に示す条件で作成ください。
以下のパートの作成ダイアログにおいて、名前:init_fluid_area、モデリング空間:3 次元、タ
イプ:変形体、形状:ソリッド、タイプ:押し出し、近似サイズ:200 を入力します。
設定が終わりましたら、続けるのボタンをクリックします。これによりビューポートはグリッ
ドが表示されたスケッチ画面に切り替わります。
スケッチ
寸法定義が終わりましたら、Esc で寸法定義の状態から抜けてプロンプトエリアの完了ボタン
をクリックします。そうしますと、プレートの厚みを入力する"ベースの押し出しの編集"ダイア
ログが現れますので、奥行きに.15 と入力し、OK ボタンをクリックします。
下図のように 3D モデルができました。
(→このページのトップに移動)
タンクの作成
パートの作成
モデルツリーのパート上で右クリックして現れるメニューにおいて作成をピックします。
以下のパートの作成ダイアログにおいて、名前:tank、モデリング空間:3 次元、タイプ:変
形体、形状:シェル、タイプ:押し出し、近似サイズ:200 を入力します。
設定が終わりましたら、続けるのボタンをクリックします。これによりビューポートはグリッ
ドが表示されたスケッチ画面に切り替わります。
スケッチ
寸法定義が終わりましたら、Esc で寸法定義の状態から抜けてプロンプトエリアの完了ボタン
をクリックします。そうしますと、プレートの厚みを入力する"ベースの押し出しの編集"ダイア
ログが現れますので、奥行きに.15 と入力し、OK ボタンをクリックします。
下図のように 3D モデルができました。
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材料の定義
流体とタンクで 2 種類の材料特性を定義します。流体は水、タンクは鉄鋼材料を想定します。
流体の材料特性
モデルツリーにおいて材料特性の項目の右クリックメニューから"作成"を選択(材料特性の項目
をダブルクリックでも可)。
上記操作によって現れる"材料特性の編集"ダイアログにおいて、名前に"water"と入力します。
さらにダイアログ内メニューの一般/密度を選択し、密度 9.96E-007kg/mm^3 と入力します。
ダイアログ内メニューのその他/状態方程式を選択します。タイプを Us-Up に変更し、
co=1450000、s=0、yo=0 と入力します。
入力が終わりましたら、OK ボタンをクリックします。
タンクの材料特性
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要素特性の定義と割り当て
要素特性の定義
モデルツリーにおいて、要素特性の項目の右クリックメニューから"作成"を選択(要素特性の項
目をダブルクリックでも可)。この時、自動で特性モジュールに切り替わります。
"要素特性の作成"ダイアログにおいて、名前に Section-fluid と入力、カテゴリでソリッド、タ
イプで Euler を選択して、続けるボタンをクリックします。
同様にタンクの要素特性を作成します。モデルツリーにおいて、要素特性の項目の右クリック
メニューから"作成"を選択(要素特性の項目をダブルクリックでも可)。
要素特性の作成ダイアログにおいて名前に Section-tank と入力、カテゴリ:シェル、タイプ:
均質を選択します。
要素特性の割り当て
上記で定義した要素の特性を 3D モデルに対して割り当てます。モデルツリーにおいて、パー
ト、fluid_area をそれぞれ展開します。fluid_area の下位にある要素特性割り当てという項目の右
クリックメニューから"作成"を選択します。
上記操作で現れる"要素特性割り当ての編集ダイアログの要素特性で、先ほど定義した
Section-fluid を選択して、OK ボタンをクリックします。
同様にタンクに対しても要素特性を割り当てます。
法線方向の割り当て
タンクはシェルモデルなので法線方向を確認しておきましょう。特性モジュールにおいて、メ
ニューから割り当て/法線を選択します。
表はブラウンで表示されますので、よければ完了ボタンをクリックします。意図する方向と異
なる場合にはビューポート上で反転したい面を選択して完了ボタンをクリックします。
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モデルのアセンブリ
今回はパートの作成の際、コンストラクション線を多用するなどして全体座標を意識したモデ
リングをしているのでアセンブリは簡単です。
インスタンス作成
モデルツリーでアセンブリを展開してインスタンスの項目上の右クリックメニューから"作成"
を選択します。この時、自動でアセンブリモジュールに切り替わります。
"インスタンスの作成"ダイアログにおいて、パートから fluid_area、init_fluid_area、tank を
shift を押しながら選択(もしくはドラッグして選択)、インスタンスタイプをディペンデントに設
定して OK ボタンをクリックします。
下図のようにすべての部品が配置されました。
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集合の作成
境界条件を設定するのに使用されるジオメトリ集合を定義します。
モデルツリーを展開してアセンブリの下の集合の右クリックメニューから"作成"をクリックし
ます。
表示グループの作成ダイアログにおいて、アイテム:パートインスタンスを選択、右側のリス
トから tank-1 を選択して置換ボタンをクリックします。ビューとに tank のみが表示されたら閉
じるボタンをクリックします。
このように表示グループの作成ダイアログを使えば、複雑なモデルでも必要なパートのみを表
示させることができます。活用ください。
同様の手順で以下の集合を作成ください。
集合名:Set-sym_tank
ちょっと解りづらいですけど、タンク断面のエッジを選択しています。
集合名:Set-fix_tank
タンクの底面を選択します。
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解析ステップの定義
解析ステップの作成方法
モデルツリーにおいて、ステップの右クリックメニューから"作成"を選択します。この時、ス
テップモジュールに自動で切り替わります。
上記操作で現れる"ステップの作成"ダイアログにおいて、プロシージャタイプ:一般、
Dynamic,Explicit を選択して、続けるボタンをクリック。名前を適宜変更しても構いません。
上記操作で現れる"ステップの編集"ダイアログにおいて、Nlgeom をオンにチェックし、時間幅
に 2 と入力します。2 秒間に起こる現象について解析を実行するという意味です。
最後に OK ボタンをクリックします。
フィールド出力要求の設定
モデルツリーにおいて、フィールド出力要求の項を展開し、F-Output-1 の右クリックメニュ
ーから"編集"をクリックします。
フィールド出力要求の編集ダイアログにおいて、頻度:x 時間ごと、x:0.01 と入力します。
OK ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。結果の出力頻度の設定についても好みですので
適宜変更ください。
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接触条件の定義
相互作用特性の定義
モデルツリーにおいて相互作用特性の右クリックメニューから"作成"をクリックします。
相互作用特性の作成ダイアログにおいて、接触を選択して"続ける"ボタンをクリックします。
接触特性の編集ダイアログのメニューが現れますが、ここでは摩擦など特別な条件は考慮しま
せん。このまま"OK"ボタンをクリックします。
相互作用の定義
モデルツリーの相互作用の右クリックメニューから"作成"をクリックします。
相互作用の作成ダイアログにおいて、ステップ:Initial、選択されたステップに対するタイプ:
一般接触(Explicit)を選択し、"続ける"ボタンをクリックします。
続く相互作用の編集ダイアログにおいて、含めるサーフェス対:すべて*(自己接触含む)を選択
し、接触特性の全体の特性割り当て:IntProp-1(先ほど作成した相互作用特性)を選択します。最
後に"OK"ボタンをクリックしてダイアログを閉じます。
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荷重条件の定義
下方向の重力加速度を荷重条件として定義します。モデルツリーにおいて、荷重の項目の右ク
リックメニューから"作成"を選択します。この時、荷重モジュールに自動で切り替わります。
上記操作で現れる"荷重の作成"ダイアログにおいて、ステップ名(Step-1)、カテゴリで機械的、
タイプで重力を選択し、"続ける"のボタンをクリックします。名前を適宜変更しても構いません。
"荷重の編集"ダイアログにおいて、成分 2 に-9810 と入力し、"OK"ボタンをクリックします。
今回のモデルは上下方向が y ですので成分 2 となります。
加速度の単位系は mm/s^2 となります。
境界条件の定義
モデルツリーにおいて、境界条件の右クリックメニューから"作成"を選択します。
上記操作で現れる"境界条件の作成"ダイアログにおいて、名前:BC-sym_fluid、ステップ:
step-1、カテゴリ:機械的、タイプ:対称/反対称/完全固定、を選択し、"続ける"ボタンをクリ
ック。
今回は集合を予め設定していますので、集合を用いて境界条件を設定します。プロンプトエリ
アにある"集合"ボタンをクリックします。
続く領域の選択ダイアログにおいて、リストから Set-sym_fluid を選択し、"続ける"ボタンを
クリックします。この時”ビューポート内で選択をハイライトする”にチェックを入れておくと、
モデル上で対象部位がハイライトして確認することができます。
上記操作で現れる"境界条件の編集"ダイアログにおいて、ZSYMM(U3=UR1=UR2=0)にチェッ
クを入れます。Z 方向に垂直な面で対象という意味です。
よければ"OK"ボタンをクリックします。
同様に、集合 Set-symm_tank に対して境界条件 ZSYMM(U3=UR1=UR2=0)を設定します。や
り方は同じなので図は示しません。
次にタンクの底面の境界条件を設定します。境界条件の作成ダイアログにおいて、名前:BC-
fix_tank、ステップ:step-1、カテゴリ:機械的、タイプ:変位/回転、を選択し、"続ける"ボタ
ンをクリック。
下図の時間変化曲線の作成ダイアログにおいて、タイプ:周期的データを選択して、"続ける"
ボタンをクリックします。
時間変化曲線の編集ダイアログにおいて、円振動数:10、開始時間:0、初期の時間変化:0、
A:0、B:1 と入力し、"OK"ボタンをクリックします。
<補足>
周期的データの時間変化曲線は以下の数式に基づいています。今回は ω=10、A=0、B=1 を
入力したので、振幅 1 の sin 波を定義したことになります。
境界条件の編集ダイアログにおいて、時間変化の項に先ほど作成した時間変化曲線 Amp-1 を
選択し、"OK"ボタンをクリックします。
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モデルのメッシュ分割
メッシュモジュールへの切り替え
まずは流体領域のメッシュを作成します。モデルツリーにおいて、パート/fluid_area まで展開
し、メッシュという項目が表示されるようにします。次にメッシュ(空)の項目の右クリックメニュ
ーからコンテキストの切り替えを選択します。ダブルクリックでも同じ操作が行えます。
メッシュコントロールの設定
メッシュコントロールとはどのような形状の要素をどのように作成するかを決める設定です。
ツールボックスエリアから メッシュコントロールの割り当てをクリックします。
下図に示す"メッシュコントロール"ダイアログにおいて、要素形状:6 面体、テクニック:構造
を選択します。このモデルではこれがデフォルですので確認だけになるかと思います。最後に
"OK"ボタンをクリックしてメッシュコントロールの設定を終了します。
要素タイプの割り当て
ツールボックスエリアから 要素タイプの割り当てをクリックします。
上記操作で現れる"要素タイプ"ダイアログにおいて、内容を確認して"OK"ボタンをクリックし
ます。
シードの定義
シードとはメッシュをどのようなサイズで分割するかということを決める設定です。モデル上
に予めメッシュの基準点となる種(シード)をばらまきます。
パートのシードをクリックします。
上記操作で現れる"全体シード"ダイアログにおいて、近似全体サイズを 12 入力します。
よければ"適用"ボタンをクリックしてモデルで確認後、"キャンセル"ボタンをクリックします。
メッシュの作成
これでメッシュを作成する準備が整いましたので、 パートのメッシュをクリックします。
プロンプトエリアに"パートをメッシュ分割しますか?"と聞いてきますので、"はい"をクリックし
ます。
メッシュ分割が完了すると下図のようにモデルで確認することができます。1000 節点以内の制
約があるのでこの辺が限界か・・。
タンクのメッシュ作成
同様の手順ですので詳しくは説明しません。ご自身でやってみてください。ただし流体領域の
場合と異なる部分のみ以下に示します。
メッシュコントロールはデフォルト設定です。サーフェスモデルではビューポート上でメッシ
ュコントロールを割り当てる領域をドラッグするなどして選択する必要があります。
初期の流体領域定義
体積分率定義
コンテキストバーから相互作用もしくは荷重モジュールに切り替えます。
メニューバーからツール/離散的場/体積分率ツールを選択します。
Euler パートインスタンスを選択してくださいとプロンプトエリアに表示されますので、ビュー
ポート上で流体領域のパートを選択します。
選択が難しい場合にはプロンプトエリアのインスタンスボタンをクリックし、インスタンスの
選択ダイアログから選択して OK ボタンをクリックします。
次に"参照パートインスタンスを選択してください"と出ますので、ビューポート上で初期の流
体領域を表す init_fluid_area-1 を選択するか、インスタンスの選択ダイアログ上から選択して OK
ボタンをクリックします。
堆積分率ツールダイアログにおいて、細かい設定はいろいろありますがとりあえずデフォルト
の設定を受け入れて OK ボタンをクリックします。
ツールパートの一時消去
init_fluid_area は初期の流体領域を認識させるためのツールパートです。解析には直接利用し
ないので一時消去しておきます。モデルツリーにおいて、アセンブリ/インスタンスまで展開し、
init_fluid_area-1 の右クリックメニューから一時消去をクリックします。
材料の割り当て
モデルツリーにおいて、規定場の項目の右クリックメニューから"作成"を選択します。ダブル
クリックでも同じ操作が行えます。
規定場の作成ダイアログにおいて、ステップ:Initial、カテゴリ:その他、選択されたステップ
に対するタイプ:材料割り当てを選択し、"続ける"ボタンをクリックします。
規定場の編集ダイアログにおいて、体積分率、定義:離散的場、fluid_area-1.water-1 の項で
DiscField-1(堆積分率ツールで定義した名前)を選択し、"OK"ボタンをクリックします。
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解析ジョブの作成と投入
解析ジョブの作成
解析モデルが完成したので、解析ジョブを作成して計算を実行してみましょう。モデルツリー
において解析を展開してジョブの項が表示されるようにします。ジョブの右クリックメニューか
ら"作成"を選択します。この時、ジョブモジュールに自動で切り替わります。
解析結果のファイルやログファイルなどはワーキングディレクトリに作成されます。予め設定
しておかないと、どこにファイルが保存されたのか解らなくなってしまうこともありますので、
一応設定しておきましょう。
ファイルメニューからワーキングディレクトリの設定を選択します。ご自身の環境に合わせて
設定ください。
解析ジョブの投入
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解析結果の表示
結果ファイルの読み込み
モデルツリーにおいて、ジョブ名(tank_job)の右クリックメニューから"結果"をクリックします。
ここでオイラー要素を用いた解析特有で設定になりますが、流体が存在する領域だけを表示す
る設定を行います。メニューからツール/ビューカット/マネージャを選択します。
ビューカットマネージャダイアログにおいて、EVF_VOID にチェックを入れ、"閉じる"ボタン
をクリックします。
そうしますと、下図のように流体が存在しない部分がカットされて表示されます。
下の動画ではシェル要素の応力を表示しています。シェル要素の結果表示方法については、
"09.L 字プレート"の"解析結果の表示"の項を参考にしてください。
この結果より、タンクを同じ振幅で揺らしていても、中の流体の振幅は徐々に大きくなってい
くことが確認できると思います。またこの流体の運動によって発生するタンクの応力についても
評価することができます。このように流体にオイラー要素を用いることで比較的簡単に流体と構
造の連成解析を実施することができるようになります。
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基礎編
はじめに
基本操作
線形静解析
解析モデル編集方法
要素の性質 1
要素の性質 2
ホイスト式天井クレーン
考察:ホイスト式天井クレーン
丸棒の座屈解析
L 字プレート
非線形解析へのいざない
リベット継ぎ手
回路基板の落下解析(1)
回路基板の落下解析(2)
スロッシング解析
振動解析編
固有値解析
周波数応答解析
(モード法)
周波数応答解析
(直接法)
過渡応答解析
(モード法)
過渡応答解析
(直接法)
・・作成中・・
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