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jp/ec/general/recepi/
MENU
●冬季保護 ●梅の剪定 ●五葉松の芽接ぎ
●松柏類の剪定・改作 ●さつきの植え替え
●ジン・シャリの彫刻 ●植え替え準備
鉢の凍て割れ -原因と対策
冬期の凍結によって鉢が割れてしまうことがあります。これは鉢の中に残っていた水分が凍って
膨張し、内側から鉢を押し広げてしまうせいです。水が凍ると一割以上も体積が増えます。鉢の
中に余裕があればかまいませんが、根がまわりきっていたりすると、案外あっさりと鉢が割れてしま
います。
これを防ぐには、根詰まり気味の鉢や焼成温度の低い鉢を凍結させないことです。軒下に取り
込むだけでもかなり凍結を防ぐことができます。高価な鉢の場合はやはり ムロ に入れておいたほ
うが安全でしょう。
松柏類の改作
休眠期間中は松柏盆栽の改作適期です。特に黒松、五葉松はこの季節に思い切ったことがで
きます。枝が裂けやすい赤松は、水上げしている秋口のほうが枝に柔軟性があって安全なので、
冬期は触らずにおきます。
改作作業における注意点は、一度に枝を切りすぎないこと。切った枝をもう一度つけることはで
きませんから、「絶対いらない」と分かる枝だけ切るようにします。太枝を操作するときには、形成
層の裂傷を防ぐためにラフィアで包帯をします。ラフィアがなければ接ぎ木テープでも結構です。
枝を切断した傷跡には、細菌が入り込まないように 癒合剤 (ゆごうざい)を塗布しておきます。
墨汁、チューイング・ガム、木工ボンドなどでも代用できます。作業後は保護室や軒下などに取り
込んで保護します。
■樹種別作業・管理ポイント
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今月の作業管理レシピ https://www.bonsai.co.jp/ec/general/recepi/
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●冬季保護 ●松柏類の剪定・針金かけ ●実生
●雑木類の植え替え ●取り木 ●ムロ出し
●雑木類の剪定 ●芽接ぎ
●畑上げ素材の根処理 ●挿し木
取り木の適期 -2月下旬~3月下旬
新芽が動き出す直前の今が 取り木 をかける適期です。 実生 や 挿し木 よりも太い部分、古い
部分を取ることができるため、その後の樹づくりが早いというのが最大の利点です。幹模様の一番
いいところだけを取り出すことができるのも魅力ですし、うまくいけば理想的な八方根張りを作るこ
ともできます。
取り木 は、葉で生成された養分が降りてくる道を遮断し、そこに カルス という生長細胞を発生
させて根を出させる作業です。養分の通り道は樹皮と木質部の間にはさまれた薄い層で、これを
形成層 と呼びます。取り木を成功させるためには、この形成層を確実に分断し、その後発根まで
の間適度な湿度を保つことがポイントとなります。
取り木 をかける前には、まず十分な 樹勢 をつけておかなければなりません。また、仕掛けたあ
とは 取り木 位置より上で光合成活動を行なえるように、日の当たる場所に樹を置きます。
取り木 位置より下の活動は低下するので、親木の鉢土は以前より乾きが悪くなります。 取り木
部位の水やりに熱心になるあまり、親木に水をかけすぎて 根腐れ を起こし失敗するケースもよく
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見かけられるので、水管理には十分な注意が必要です。
雑木類だとだいたい1~2ヶ月くらいで発根します。
順調にいけば夏から秋口くらいには覆ったビニールの下
から白い根がのぞいてくるので、秋、または翌春に切り離
して独立させます。
■樹種別作業・管理ポイント
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低い素材ができるわけです。 3月は植え替え適期。剪定も同時に行なえる。
実生苗の軸を切って挿し芽したら、たっぷり潅 山もみじ
芽を傷つけないこと
水。根がないので、しばらくは風に当てないように 芽がふくらみ始めたころが植え替え適期。枝
気をつけます。 楓
の切り込みも可能
2月下旬から ムロ 出し開始。3月に植え替え。
楓・ぶな 剪定 けやき
芽動きの前に済ませること
植え替え直前、 ムロ 出し直後が雑木の剪定の 芽動きは他樹種より遅い。枝の切り跡はきれい
チャンス。もう少ししたら動き始める芽が小枝のあち ぶ な
に削りなおし、 癒合剤 を貼っておく
こちに控えていますから、残す芽の方向をよく考え
2月下旬には ムロ から出して軒下へ移動。水
て枝を切り詰めます。 いぼた
切れに注意する
あまり小さな芽にもならない 芽あたり などは、眠り
込んだり枯れたりしてしまっている場合もあるので、 3月下旬くらいから芽動きするので、それまで
梅もどき
一つ一つの芽の大きさも注意します。なるべく同じ に ムロ 出しと植え替えを終える
大きさの芽を残すようにすれば、樹全体の力もそろ 芽動きが早いので、2月中に植え替えを済ま
かりん
いやすくなります。 せておく
3月上旬~中旬に植え替えする後は霜に合わ
ピラカンサ
ないよう注意する
2月下旬~3月下旬の間に植え替える。根詰ま
姫りんご
りさせないこと
つる梅 芽がふくらみかけたら植え替えの適期。霜に
もどき 当てないよう注意する
芽動きは遅い。2月下旬以降に植え替え。剪
老爺柿
定・針金かけもできる
3月中旬~下旬に芽動きを始める。植え替え
まゆみ
はそれまでに
寒さに弱いので2月中は ムロ で保護。それ以
くちなし
降徐々に外へ出す
2月中はムロで保護。 ムロ 出しはよく観察しな
きんず
がら段階的に
美 男 日当たりの良い場所に置いておく。植え替え
かずら は4月に入ってから
若木の植え替えは2月中、古木も3月前半に植
さつき
え替える
梅 花後に 剪定 し、2月中に植え替えを終える
MENU
●ムロ出し ●梅の剪定 ●実生
●雑木類の剪定・植え替え ●取り木 ●芽接ぎ
●松柏類の剪定・植え替え ●挿し木
植え替え後の管理
植え替え直後の樹は根が切られた分だけ水上げ量が低下し、鉢土の乾きが遅くなります。他の
樹と同じように水をかけると用土の乾く暇がなく、水もたれをおこしてしまうので、潅水サイクルを
遅いめにするなどの調節が必要です。
逆に、水通りがよくなって急に乾いてしまうこともあるので毎日乾き具合をチェックします。乾いた
風に当てると葉からの蒸散量が増え、根からの水上げが追いつかなくなり、傷んでしまうこともあり
ます。植え替え後2~3週間くらいはあまり風の当たらない、それでも日当たりのよい場所に置いて
おくほうが安全です。
枝抜き後の処理
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■樹種別作業・管理ポイント
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楓 挿し穂の管理 山もみじ
3月が植え替え適期。完成木は芽が開いたら
古枝を 挿し木 したものは、根が出るまでの間、 すぐ芽つみに入る
葉水 を中心に与えます。挿し床を四六時中びしょ 芽がふくらみはじめたころが植え替え適期。乾
びしょにしておくと発根率が低下するので、用土は 楓
きが早くなるので水切れ注意
乾き気味にして、フレームなどの中で空中湿気を 芽動き前に植え替えておく。枝元を縛ってお
保つようにします。 けやき
いたものは外しておく
芽動きは他樹種よりやや遅いが、3月中に植え
ぶ な
替えておく
3月中に植え替える。剪定と挿し木も3月が適
いぼた
期
3月中旬くらいから芽が動きはじめるので、そ
梅もどき
れまでに植え替えを終える
2月中に植え替えを済ませ、軒下へ。芽出しが
かりん
早いので特に霜に注意する
3月上旬~中旬に植え替える。植え替え後は
ピラカンサ
霜に合わさないように注意する
2月下旬~3月下旬の間に植え替える。剪定も
姫りんご
3月中に終わらせる
つる梅 芽がふくらみかけたら植え替えの適期。霜に
もどき 当てないよう注意する
芽動きは遅い。2月下旬以降に植え替え。剪
老爺柿
定・針金かけもできる
3月中旬~下旬に芽動きをはじめる。植え替え
まゆみ
はそれまでに
寒さに弱いので、 ムロ 出しはゆっくり。雨の日
くちなし
に軒下に移し、徐々に外気に慣れさせる
寒がる樹種なので、 ムロ 出しはよく観察しな
きんず
がら段階的に
美 男 日当たりのよい場所に置いておく。植え替え
かずら 後は風を避ける
なるべく3月前半に植え替えをすませ、表土に
さつき
山苔を張り、軒下で霜除けする
MENU
●芽つみ・芽押さえ ●肥培開始
●生長期の消毒 ●取り木・呼び接ぎ
●実ものの交配 ●黒松の小枝すかし
害虫が活動を開始
気温が上昇してくると、いよいよイヤな害虫たちが活動を開始します。害虫はやわらかい新芽や
開きはじめたばかりの新葉が大好物ですから、食害にあわない内に対策を講じなければなりませ
ん。
虫たちを見つけてからでは手遅れなので害虫が発生する前から予防のために殺虫剤を散布し
ます。同時に殺菌剤も散布して、病菌の予防も兼ねましょう。
春から秋にかけてだいたい2~3週間に1回くらい、定期的に薬剤を散布しておけば、ほとんど
の病気や害虫を防ぐことができます。転ばぬ先の杖、すべては予防が第一です。
鉢まわしを忘れずに
棚場に樹を置くとき、ついつい正面が見やすいように置いてしまいがちです。でも、そのまま
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ずっと置いておくと同じ方向からばかり日が当たってしまいます。これでは新芽の生長に片寄りが
出てしまいますし、新芽の伸びる方向も変なものになってしまいます。
そこで大切なのが鉢まわしです。どの枝にもまんべんなく日光が当たるように、鉢ごと樹を少し
ずつ回していきます。消毒と同じように定期的に鉢まわしを行ない、習慣づけるとよいでしょう。
実もの盆栽の交配
4月~5月に花が咲く実もの盆栽には姫りんご、深山かいどう、なし、まゆみ、老爺柿、つる梅も
どき、ピラカンサ、などがあります。このうちピラカンサは花さえ咲けば自然に実がとまってくれます
が、まゆみ、老爺柿、つる梅もどきはオス花とメス花が別々なので、雄木のそばに雌木を寄せて自
然交配させるか、人工交配しなければなりません。
りんごや深山かいどう、なしなどは雄花雌花の区別がない両性花ですが、自分の花粉では結実
しにくい性質を持っているため、同属他品種の花粉を交配してやらなければなりません。
花が咲いたら花粉を流してしまわないように雨を避け、水やり時にも花に水がかからないように
気を配ります。自然交配の場合は、風通しがよく、蜂など花粉を運んでくれる虫の目に付きやす
いところに置くのがポイント。肥料を与えるのは実がとまったのを確認してからです
■樹種別作業・管理ポイント
7 of 21 2013-10-22 17:45
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枝打ちが粗いので、新芽が徒長しない内に芽
姫りんご
を止め、枝分かれをふやす
つる梅 枝づくり段階の樹は、摘芯というより新芽を伸
もどき ばした後、2~3節残しで切りこむ
4月中旬~下旬に開花。風上に雄木を置いて
老爺柿 自然交配する。
花に水をかけないこと
新梢 の葉腋から伸びた軸の先に花芽が付く。
まゆみ
実が止まるまで施肥は控える
寒さに弱いので、 ムロ 出しはゆっくり。雨の日
くちなし
に軒下に移し、徐々に外気に慣れさせる
寒がる樹種なので、 ムロ 出しはよく観察しな
きんず
がら段階的に
美 男 日当たりのよい場所に置いておく。長すぎる
かずら 新梢 は切りつめる
つぼみがかたまって付いているところは間引
さつき
いておく
MENU
●五葉松のミドリつみ ●さつき花後の剪定 ●呼び接ぎ
●雑木の芽つみ・芽押さえ ●取り木・挿し木 ●春の肥培
●杉・杜松の切り込み ●実ものの交配
6月下旬~7月下旬が芽切りの適期
黒松の 芽切り は6月20日頃からスタートするのが一般的です。全体の芽の力(長さ)にばらつき
があるようなら 芽切り を2回に分け、最初に弱い芽を切り、1週間から10日後に残しておいた強
い芽を切ります。
通常7月上旬で芽を切り終えますが、小品盆栽などなるべく葉を短くしたいものは、7月上~中
旬くらいに時期をずらします。関東以北など夏の短い地域では、逆に芽切り時期を早めます。
春に葉すかしをしていないものは、 芽切り と同時に葉をすかします。
さつき・花後の剪定
花の観賞を終えたらなるべく早く花ガラを取り、軽く肥料を置いて10日ほど休めます。
花後の剪定は開花から6月20日頃までが作業適期。たくさん吹いた芽の中から、平均的な強さ
の2芽を選んで残します。あとは欲しい長さによって1~2節を残して切ったり、元葉まで追い込ん
だりします。長さが足りない、もっと太らせたいなどの場合は先を止めずに走らせておきます。
この剪定と同時に植え替えをする人がいますが、なるべく避けておいてほうがよいでしょう。
■樹種別作業・管理ポイント
8 of 21 2013-10-22 17:45
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付け根近辺の葉を1~2枚取って風通しをよくして 先月に引き続き芽つみをする。伸ばしたい枝
おきます。 蝦夷松
の芽はつまない
浸透性の強い殺虫剤を散布して、シンクイム
赤 松
五葉松 芽つみ シの予防に努める
五葉松は黒松のような 芽切り をするわけではな 植え替え、 切り込み 、 芽つみ の適期。小枝
く、 芽つみ もごく簡単です。輪郭線から飛び出す 杜 松
元の古葉すかし、新芽の途中で切る
ような強い新芽を見つけたら、その軸の太さを確認 5月~9月の間は 芽つみ の繰り返し。5月から
し、新芽を途中で折り取って生長を止めます。 杉
梅雨中は 挿し木 の適期
芽つみ 。枝をゴツくさせないために、不要な二
杜 松 切り込み 山もみじ
番芽は早めにかき取る
枝づくり段階の場合は、いったん新芽を走らせて 芽つみ ・ 葉刈り で節間を短くし、小枝の数を
から 切り込み ます。新芽の軸が必要な太さになっ 楓
増やす。葉刈りと同時に植え替えも可能
たとき、緑色の軸のところで必要な長さまで切りつ
めます。 輪郭から飛び出す芽を芽つみする。5月下
けやき
同時に古葉をすかしましょう。古軸(茶色い部分) 旬~梅雨中は 取り木 の適期
にへばりついた古葉をピンセットで取り去り、軸元 芽つみ 適期。 取り木 は5月下旬~6月上旬。
ぶ な
の風通しをよくしておきます。 枝がゴツくなるので肥料は控えめ
新芽がある程度伸びたら、1~2節で切りつめ
いぼた
るかたちの 芽つみ を繰り返す
芽つみ 適期。6月頃開花。開花中に雄木と交
梅もどき
配する。肥料は結実してから与える
6月頃には実止まりする。枝が硬いので早めに
かりん
針金で押さえる。6月は取り木適期
開花期は5~6月。若木は新芽を1~2節に切
ピラカンサ
り込んで枝づくりに専念する
深山かいどうと交配する。捨て枝を作りなが
姫りんご
ら、長く伸びた新芽を3~4節で止める
つる梅 5~6月に開花する。雄花を雌花につけて人
もどき 工交配する
枝づくりの段階の樹は 葉刈り できる。葉元を
老爺柿
残して切る。取り木も可能
5~6月開花。雄木と交配させる。芽つみは5
まゆみ
月初旬に
6月開花。他のくちなしの花と人工交配すると
くちなし
結実率が高くなる
枝元に吹く不要芽は早めにかき取る。5~6月
きんず
は 取り木 の適期
美 男 葉が大きいので蒸発量が多いため水切れに
かずら 注意
花を観賞したら早めに花ガラを取り、お礼肥を
さつき
与えて1週間休ませ、花後の 剪定
MENU
●杉・杜松の切り込みと芽つ
●黒松芽切り
み
●雑木の葉刈り・針金かけ ●取り木・挿し木
●さつき花後の剪定 ●呼び接ぎ
雨をあてにすると裏切られるぞ!
蒸し暑く、空中の湿気が非常に高い季節となります。こういうときは、鉢土の表面は濡れていても
9 of 21 2013-10-22 17:45
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中の方は乾燥していることがよくあるので、だまされないように注意しましょう。朝から雨が降って
いたり、もうすぐ泣き出しそうな空模様の時は、ついつい水やりせずに出勤したりしますが、降ると
思っていた雨が降らなかったり、お湿り程度でやんでしまうこともよくあるので、毎朝水やりだけは
欠かさないようにします。
水やりは水分補給とともに鉢中の空気の入れ換えという役目も持っているので、1日1回はしっ
かりと水を通してやることが必要です。
その上で、水捌けの悪い樹や乾きの遅い樹は、鉢を傾けるなどして水抜けよくしておきます。特
に薄くて間口の広い鉢ほど、水もたれしやすいようです。
梅雨の間は置き肥を取り外すか数を少なくして、肥料あたりを予防します。
成長期の要チェック事項
日毎に新芽が生長して、小枝の軸が太っていきます。芽押さえのためにかけた針金など、あっと
いう間に食い込んでしまうこともあるので、なるべく毎日確認するようにしましょう。
ちょっと食い込みはじめたら、新芽を折らないように気をつけて針金をはずし、 新梢 を2~3節
残しに切りつめるか、もう一度針金をかけ直しておきます。
植え替えの時に、樹を固定するために使った針金も、そろそろ根張りに食い込みはじめている
かもしれません。放っておいたままでは根が傷むので、そっと上土をかきながら確認しておきま
しょう。
生い茂った葉の影響で、 フトコロ の芽に日が当たらず、風通しも悪くなっています。 葉刈り で
きる樹種は、外周部の大きな葉を(葉柄を残して)切り、枝内部への日照・通風をよくします。鉢ま
わしや、鉢を傾けたりして、少しでもフトコロ芽に光が当たるよう工夫してやるとよいでしょう。
■樹種別作業・管理ポイント
10 of 21 2013-10-22 17:45
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開花中は雨に当てない。若木は新芽を1~2
ピラカンサ
節に切り込んで枝づくりに専念
捨て枝に勢いを逃しながら、長く伸びた新芽を
姫りんご
3~4節で止める
つる梅 5~6月に開花。枝づくりに専念する場合は
もどき 6~7月に 葉刈り 可能
実生 苗の曲付け適期。針金をかけて苗床から
老爺柿
独立させる。枝の針金かけも適期
まゆみ 5~6月開花。結実には雄木との交配が必要
6月開花。他のくちなしの花と人工交配すると
くちなし
結実率が高くなる
5~6月は取り木の適期。梅雨中は挿し木適
きんず
期
美 男
葉が大きく水を好むので水切れは絶対厳禁
かずら
花後はお礼肥を与えて1週間休め、6月中に
さつき
花後の剪定を終える
MENU
●夏管理 ●杉・杜松の芽切り ●新梢の針金はずし
●二番芽の処理 ●呼び接ぎ
●小品黒松の芽切り ●五葉松・瑞祥の植え替え
真夏の管理方法
梅雨が明けると、一気に鉢土の乾燥が早まります。いつもは出かける直前にすましていた水やり
も、少し早起きしてその時間を作らなければなりません。一日に3回の水やりができれば、ほぼ水
切れで枯らすことはありません。でも、そうはいかないのが勤め人のつらいところ。朝夕2回の水や
りだけで、この夏を越さなければなりません。決して無理なことではありませんが、それなりの対策
はしておかなければならないでしょう。
まず直射日光に弱い樹種を半日陰の場所へ移動します。蝦夷松、さつき、アジサイ、紅葉を楽
しみたい樹種などです。 寒冷紗 (かんれいしゃ)などの設備があれば一番ですが、なければ塀や
棚下、よしずなどを利用して、午後2時以降の西日をカットできるようなところにおきます。
次に一日中しっかり陽にあてなければならない樹種の内、水切れに弱いもの、乾きの早い鉢な
どをなるべく同じところにまとめておきます。これで水やり作業がずいぶん単純化されます。
小品盆栽は浅いコンテナなどに砂利を敷き詰め、そこに半分くらい鉢を埋めるようにしておけ
ば、かなり水切れが防げます。
そうした上でまだ水保ちに不安がある樹は、大きめの駄温鉢に埋めて二重鉢にしたりして対応
すればよいでしょう。表土に水着を敷き詰めておくだけでもかなり水保ちがよくなります。
根が原因で起こる生理障害は、葉先から症状が現れます。葉の先端が茶色くなってきたら根が
傷みはじめていると考えてよいでしょう。
水切れなどによって生理障害を生じた樹は、半日陰に移動して鉢を傾け、 葉水 を主体に管理
します。いつも以上にたくさんやりたくなるのが人情ですが、根が傷んでいるので、通常より吸収
力が低下しています。ドボドボと水をかけてもなかなか鉢土が乾かず、かえって根の状態を悪化さ
せるだけなので、水のやりすぎに注意しなければなりません。
■樹種別作業・管理ポイント
11 of 21 2013-10-22 17:45
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MENU
●夏期管理 ●五葉松の植え替え ●台風対策
●新梢の針金はずし ●秋の肥培
●杉・杜松の芽つみ ●二番芽の処理
12 of 21 2013-10-22 17:45
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秋の肥培方法
春の肥料が 新梢 の生長を促すものだったのに対し、秋の肥料は樹体の充実と、冬越しの体力
を蓄えるために与えます。翌春の芽吹きの勢いも、秋の肥培具合によって異なってきます。
とはいえ、たくさん肥料をやればよいというものではけっしてありません。肥料は樹の体力を補う
ための二次的な感覚で捉えた方がよいでしょう。もちろん基本は、十分陽に当てしっかりと水を与
えて、基礎体力を付けることです。
8月下旬、または9月に入ったあたりから肥料を与え始めます。最初は標準的な玉肥を5cm間隔
くらいで鉢縁に並べる程度にします。10月の肥料はもう少し増やしてもよいでしょう。
玉肥の交換は1ヶ月から40日が目安です。それ以上置いておいても肥料カスが増えるばかりな
ので、定期的に交換します。9月に1回、10月に1回、11月に1回の合計3回が秋の肥料となりま
す。
肥料を多く必要とするのは黒松、それも芽切りした樹です。それに比べると五葉松はやや控え
め、文人木のような枝先のゴツさを嫌う樹形はもっと控えめとなります。結実した実もの樹種のなか
でも、かりんやざくろ、仏手柑など実が大きなものは、肥料も少し多めにします。
基本的に若木や養成木ほどしっかりと肥培します。完成に近い樹の場合は、幾分控えめにして
おかなと、不要な芽が走ったりして枝先のバランスを崩してしまいがちです。
夏バテしたり根詰まり気味で元気のない樹には、施肥を避けておいたほうが安全でしょう。秋の
紅葉を楽しみたい樹種、たとえばもみじや楓などの完成木も肥料を避けておきます。
台風対策
9月に入ればいよいよ台風シーズンです。早いときには8月中に台風がやってくる場合もありま
す。大切な樹や鉢が損なわれないよう、早めに対策を立てておかなければなりません。
根が動くと樹が傷むので、樹と鉢とを十分に固定しておきます。ビニール紐などで十文字にく
くっておくとよいでしょう。その上で、鉢ごと吹き飛ばされたりしないように、鉢を棚板に固定してお
きます。
懸崖 や吹き流しなどの不安定な樹は、風が直接当たらない場所へ移動しておいたほうがよい
でしょう。小品盆栽もかためてかごに入れ、台風情報にあわせて移動しやすいようにしておきま
す。
強烈な場合は棚板自体が動いてしまうこともあるので、まず置き場を補強しておくことも忘れて
はなりません。
台風通過後は、樹の洗浄をかねて多めに水をかけてやります。とくに海に近い地方では、台風
が運んできた塩分を洗い流すために、かならず幹も葉も鉢の中も、十分に水をかけておきましょ
う。
■樹種別作業・管理ポイント
13 of 21 2013-10-22 17:45
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MENU
●台風対策 ●固定用針金の切断 ●ぶな秋芽の処理
●秋の肥培 ●草ものの植え替え ●杉・杜松の最終剪定
●秋の植え替え ●取り木切断 ●黒松の葉すかし
季節の変わり目の管理
夏から秋へと移行する時期です。9月中はまだ西日が強く、水がよく乾きます。でも朝夕は日増
しに気温が下がり、涼しい風が吹くようになります。
このころは人間でも体調を崩しやすく、気候の変化に自律神経がついていきにくいという状況に
なります。植物の方はよくしたもので、おそらく人間よりも敏感に季節の変化をとらえ、秋、そして
冬の準備に入ります。でも、夏越しがうまくいかなかったり体力不足の樹は、徐々に水の吸い上げ
力が弱まったりします。
ですから弱った樹の出す注意信号を見逃さず、日陰に取り込んだり、乾燥具合に合わせた水
やりをしなければなりません。特に水切れなどで根を傷めてしまった樹は、水をやりすぎると根腐
れてしてしまうので、葉水主体の潅水に切り替え、用土の表面が白く乾くのを確認してから、たっ
ぷりと 根水 を与えるようにします。
秋の植え替え
バラ科の樹種は、大根を切断するとそこから根頭がん腫病という病気に冒されやすいので、病
菌の活動が活発な春よりも、病菌の活動の少ない秋に植え替えるほうが一般的です。長寿梅や
ぼけが有名ですが、そのほかにもピラカンサや野ばらなどたくさんのバラ科樹種が秋に植え替え
できます。
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■樹種別作業・管理ポイント
15 of 21 2013-10-22 17:45
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姫りんご 秋の植え替え。結実したものは水切れ厳禁
つる梅
鳥害注意。水切れ厳禁
もどき
老爺柿 肥培。不要な ヤゴ芽 は早めに切除
まゆみ 水切れ厳禁
くちなし 水切れに注意。消毒の励行
水切れに注意。しっかり肥培して日に当て、冬
きんず
越しに備える
美 男 水切れ厳禁。肥培しておかないと花の雌雄に
かずら 片寄りが出る
さつき 秋の 剪定 。消毒励行
MENU
●黒松の葉すかし ●雑木・落葉前後の剪定 ●秋の植え替え
●真柏・五葉松の針金かけ ●秋の肥培
●杉の剪定 ●さつき・秋の剪定
雑木・秋のせん定
雑木の秋の切り込みは落葉直後が作業適期です。完全に落葉してから1週間~10日ほどたつ
と、山もみじなどは切り口から水を吹くので、それまでに剪定しなければなりません。作業適期が
短いので、ある程度紅葉を楽しんだら、人為的に葉を切り落として剪定作業に入るというのもひと
つの手です。
葉がなくなって枝の状態がよく見えるようになったところで、まず枯れ枝や切り残しなどをきれい
に切り直しておきましょう。さらに、不要な枝を剪定し、長い枝は枝元から2~4節を残して切りつ
めます。やさしい枝を実現するためには、ゴツくなった強すぎる枝を切るのが基本です。
切り込み 後の切り口は小刀などできれいに削りなおし、 癒合剤 を貼り付けて保護しておきま
す。同時に、古い切り口も 肉巻き 状態を確認し、必要があれば削りなおしたり、 癒合剤 を張り
直しておきましょう。もう少しで肉が巻ききるという部分は癒合剤を取り除き、傷口が癒合剤を飲み
込まないようにします。
不定芽 の処置も忘れてはなりません。不要な芽は早めにかき取っておき、下向きに走った小
枝や、他の小枝と交差するもの、逆方向に伸びるものなど、見逃さずに切除します。
剪定 後は、必要ならば針金をかけて小枝の方向を整えます。この針金かけは翌春までかけた
ままにしておきます。
深めに切り込んだ樹や針金をかけた樹は冬の間 ムロ などに取り込み、枝を凍らせないように保
護します。
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今月の作業管理レシピ https://www.bonsai.co.jp/ec/general/recepi/
■樹種別作業・管理ポイント
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きんず 鉢回しを励行し、十分日に当てる
美 男
10月いっぱい肥培につとめる
かずら
秋の芽すかし。消毒励行。小枝の針金かけも
さつき
軽くならできる
MENU
●雑木の剪定 ●ムロ入れ
●幹洗い ●棚洗い
●冬季消毒 ●ジン・シャリづくり
冬季保護の要点
冬期の保護管理で1番ありがちな失敗は水切れです。しかも春になるまでに水切れさせたこと
に気付かない場合が多いので要注意。 ムロ の中に取り込んでいる樹は、手前側ばかりに水がか
かり、奥側の枝だけがあがってしまうことがあります。前からも後ろからも、まんべんなく水をかける
ように心がけましょう。また、 ムロ 内であってもやはり鉢ごとに乾きの差が生じます。水やりは5日
に一度でも、毎朝乾き具合をチェックする習慣だけは忘れずに続けましょう。
棚下や棚上など、屋外で管理する樹にとっての大敵は、鉢の中の凍結と乾いた風、それに強い
風によって起こる急激な温度低下です。ですから北風を遮っておけばかなりの事故を防ぐことが
できます。特に蝦夷松や杜松など、寒さに強いけれども乾燥に弱いという樹種は、風対策が欠か
せません。さらに、冬とはいえ晴れた日には予想以上に土が乾燥します。鉢土の乾き具合を確か
めた上で、しっかりと水をやることが大切です。
冬期保護に特別な秘訣はありません。要はしっかりと休眠させ、春になったら気分良く目覚めさ
せてやること。自然の摂理に沿った管理に心を配ることが基本です。
冬期消毒
休眠期に入ると高濃度の 石灰硫黄合剤 をかけても薬害が出ないため、 ムロ 入れ前に冬期消
毒を行うのが常識化しています。 石灰硫黄合剤 は浸透性があり被膜をつくるので、樹皮の間に
産み付けられた害虫の卵やカイガラムシなどの駆除に効果があります。だいたい10倍から50倍く
らいの溶液を散布するようです。鉢土の中に薬剤が入ってしまわないよう気を付け、枝葉の裏側
にまでまんべんなく散布します。
しかし、薬剤散布以前に、まず幹や枝を洗浄しましょう。これだけでも病害虫駆除にかなりの効
果があるはずです。中には洗浄だけで石灰硫黄合剤の散布はしないという業者さんまでいるくら
いです。同時に棚を洗って、棚場を囲む庭木に殺虫剤をかけておけばより安心です。
石灰硫黄合剤 をかけたら、1週間から10日くらい外においた後 ムロ へ取り込みます。気温が
高い時に散布すると薬害を生じるおそれがあるので、寒くなってからの散布になります。結局、
いったん霜が降りてから消毒を行い、さらにしばらく寒さに当てて、樹が十分冬を確認したところ
でムロ入れという運びになります。
■樹種別作業・管理ポイント
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ら作業にあたります。 寒さに強く、屋外で管理できる。展示会出品
はじめての人は、最初に切り目を入れておき、春 真 柏 予定のものは霜にあてないよう軒下に取り込
になってからも枝枯れなどの支障が出ないことを確 む
認してから、おもむろに樹皮をはがし始めるといっ 寒さに強いが乾燥した風に弱い面があるの
た手順を取ったほうが安全でしょう。 蝦夷松
で、北風を防いで管理する
基本的に屋外で管理。枝がさくいので、雪な
黒 松 整姿・剪定 赤 松
どによる枝折れに注意する
春までの期間なら、軽い剪定から大きな改作ま 屋外で管理する。水切れに要注意。霜焼けは
で、基本的にはどんな作業でも可能です。ただし 杜 松
気にしなくても良い
作業後は ムロ などへ保護することが前提になりま
屋外で管理する。水切れ注意。 石灰硫黄合
す。 ムロ などの設備がない、あるいは冬期保護に 杉
剤 で消毒する
不安があるという人は、3月ぐらいまで我慢して、保
護期間が短くなってから作業します。 山もみじ 落葉後が剪定適期。 ムロ 入れ前に幹を洗う
何事につけ春の彼岸頃が作業適期といわれるの 関東以北や小枝のできたものは冬期保護が
楓
は、後管理が楽だからという理由のためなのです。 必要。しっかり休眠させる
管理面にさえ自信があれば、冬はいろいろな作業 落葉直後に小枝を整理し、冬期消毒をして軒
ができます。なお、水上げがかなり低下しているた けやき
下に入れる
め、枝が折れやすい点だけは十分留意しておきま 幹洗いと冬期消毒。ゆずり葉は無理に落とす
しょう。 ぶ な
必要はない
いぼた 石灰硫黄合剤で消毒して ムロ に取り込む
ピラカンサ 葉刈り 多すぎる実は適当に間引き、軒下などに取り
常緑樹ですから冬でも葉がついています。この葉 梅もどき
込んで霜を除ける
をすべて付け根近くから切り落して ムロ 入れする
と、翌春の芽吹きが良くなります。フトコロ芽を増や 比較的寒さには強いが、凍結は防ぐこと。冬期
かりん
したいときなどに有効な手段です。 消毒は必ず行う
小枝を増やしたいなら葉をすべて刈り取って
ピラカンサ
ムロ に取り込む
軒下などに取り込んで凍結を防ぐ。冬期消毒
姫りんご
励行
つる梅
しっかり寒さに遭わせた後に ムロ へ取り込む
もどき
比較的寒さには強いが、凍結は避ける。種子
老爺柿
採取の適期
まゆみ 冬期はムロ内か軒下で保護。幹洗い励行
暖地性で寒さに弱いので、他樹種より少し早
くちなし
めに ムロ へ取り込む
暖地性で寒さに弱いので、他樹種より少し早
きんず
めに ムロ へ取り込む
美 男 寒さには弱くはないが、 ムロ へ取り込んでお
かずら いたほうが安心
霜、凍結を避ける。秋に針金をかけた樹は ム
さつき
ロ で保護する
MENU
●冬季保護 ●松柏類の剪定・針金かけ
●年間作業計画立て ●棚板の洗浄
●ジン・シャリの彫刻
<寒さに弱い樹>
◆植え替え直後の樹
◆針金直後の樹
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◆暖地性樹種(きんず・くちなし・ざくろ)など
◆小枝の多い樹
<寒さに強い樹>
◆松柏類(黒松・五葉松など)
◆落葉樹の若木(まだ小枝ができていない段階)
冬季保護 -過保護にしないこと
中部地方や近畿地方では12月下旬くらいからムロ入れをはじめます。 ムロ に取りこむ必要があ
るのは、南国産で寒さに弱い樹種や、晩秋に針金かけなどの作業をしたもの、それから小枝が密
にできている雑木などです。
寒い地方では、もっと早めにムロ入れがすんでいるでしょう。東海地方や四国・九州南部など暖
かい地方では、 ムロ 入れしなくてよいところもあります。
基本的には、鉢土を凍結させない、樹を凍てつかせないというのが保護の目的です。ですか
ら、本格的なムロ設備のない人でも、軒下や棚下など霜や凍結を防ぐようにすればそれで結構で
す。凍結の不安がない地方では保護の必要もありません。
保護に入る前に1~2回寒さに当てて、樹に冬がきたことを確認させておきます。あまり早く取り
込みすぎると体調を狂わせることがあります。樹には環境への順応性がありますから、あまり過保
護にする必要はありません。
屋外の管理は・・・・
松柏類や寒さに強い雑木は外で管理します。屋外の脅威は、まず風、そして凍結です。冬の空
気は非常に乾いており、北風が吹くと、思った以上によく鉢土が乾きます。冬だからと油断してい
ると水切れさせてしまうので、注意が必要です。
鉢内の水分が凍結すると根を持ち上げ、根と用土の間に隙間を作ってしまいます。夜間に凍結
しても午前中にとけてしまうようならそれほど問題ありませんが、午後まで残るようなら水切れの心
配も出てきます。水やりの際に鉢の中の霜が溶けるよう、気を配りましょう。
凍結によって鉢が割れる事故はよく起こるので、よく晴れた日、放射冷却で冷えることが予想さ
れるようなときには、大切な鉢は取り込むようにします。
■樹種別作業・管理ポイント
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近代盆栽
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